北近江リゾート エジプト館

エジプト文明を伝える60点余りの展示品

展示品はいずれもレプリカですが、エジプト国が万博のため、国威をかけてエジプト国内の複製専門家の手で、
長期間かかって作り上げた見応えある展示品です。

ツタンカーメンの黄金のマスク、玉座、ロゼッタストーンなど、
展示品はいずれも万博時のまま

古代ローマ人は「光は東方より」と言いました。この言葉が表すように、ヨーロッパの文明は、エジプトや西アジアに興った文明を受け継いでいるのです。また、ヨーロッパ人は、エジプトや西アジアの地方を、かつてオリエントと呼んでいました。オリエントとは「太陽が昇る土地」という意味です。ヨーロッパ人より「光」と称されたエジプトは、ピラミッドをはじめ多くの古代遺跡があることでも名高い国です。展示を通じてその重厚な歴史や華麗な文化を紹介、古代エジプトの美を存分に堪能していただけます。
また、ミュージアムショップでは、オリジナルグッズやエジプト香水瓶・フィギュアなどを販売。またエジプト広場では芝の中でボール遊びや、おもしろ自転車が楽しめます。ダイニング「ラ・ピラミッド」では、「エジプト料理」もご賞味いただけます。ご来館の際は是非お立ち寄りください。

 

ツタンカーメンの黄金マスク Golden statue of the King tut

ツタンカーメンは紀元前1333年に王座につき、9歳から10年間王座に君臨した後、19歳(17歳説もある)で死去したが、墓が発見されるまではほぼ無名のファラオであった。それはまさに、エジプトでこれまでなされた最も目覚ましい考古学的発見であり、墓に収められていた2,000点もの品々は、運び出すのに数年かかった。この有名な黄金のマスクは、ツタンカーメン王のミイラが被っていたもので、少年王の容貌を忠実に伝えていると言われており、重さは11kgもある。ファラオはラピスラズリに似せてガラスのペーストで横縞をいれた、伝統的なネメス頭巾を被っている。首を飾る幅広の胸飾りは準宝石と色ガラスの帯、目は水晶と黒曜石でできている。額には、王権の象徴であるハゲワシとコブラが並ぶ。

 

(新王国時代 第18王朝 エジプト考古学博物館)


ロゼッタストーン Rosetta Stone

世界で最も有名な石碑。ヒエログリフの解読、またファラオたちの神秘の発見の鍵となった。1799年7月ナポレオンがエジプトに遠征した時、エジプトの港湾都市ロゼッタで発見された。物の形をそのまま描いた象形文字の「ヒエログリフ」と、エジプト民衆語である「デモティク」及び「ギリシア語」の3種類で記された碑文である。長らく(千数百年余り)誰も読むことができなかったが、同じ内容が3種の文字で記されていたことから、これらを対照することにより「ヒエログリフ」の表音文字が特定でき、ここに表音文字と表意文字の組み合わせからなる、複雑な古代エジプトの言語を次々と解読する突破口となった。

 

(オリジナル: 玄武岩製 ロンドン「大英博物館」所蔵 レプリカは古代エジプト考古学博物館にも展示)


ツタンカーメン王の第3の棺とミイラ King tut's mummy Golden coffin of the king tut's mummy

ツタンカーメン王のミイラは幾重にも重なった棺に収められていたが、これは三重の人型棺の一番内側にあたる棺で、黄金製の豪華なものである。この中に黄金のマスクをつけた王のミイラが入っていた。王は手には曲笏と連枷を持ち、つけひげをつける。額には上下エジプトの王権を象徴するハゲワシとコブラが表現されている。両目の象眼は失われている。細工にはファイアンスや貴石、色ガラスが象眼され、表面には美しいリシ(羽飾り)装飾が施されている。棺は厚さ約3mmの22金の厚板で作られている。長さ187.5cm、幅51.3cm、重さ110.4kg。

 

(新王国時代 第18王朝 エジプト考古学博物館)


ツタンカーメンの黄金の玉座 Golden Throne

1992年に発掘された副葬品の一つ。木製金張りで、ガラス、ファイアンス、貴石で象眼されている。黄金色に輝き、背もたれには玉座でくつろぐツタンカーメンと、その左肩にやさしく香料を塗る王妃の姿が描かれている。肘掛は王冠をいただき大きく羽を広げた蛇が描かれ、前側の2脚は猫足形で、肘掛部に厄除けのライオンの頭部が取り付けられている。上部のアテン神(太陽神)からは、2人に生命を与える守護光線12本が注がれている。エジプト美術工芸の中でも最高傑作の一つとされている。

 

(新王国時代 第18王朝 エジプト考古学博物館)


ネフェルティティ王妃胸像 Nefertiti Bust Statue

アクエンアテン王の妃で未完成の頭部。古代エジプトで最も美人の誉れ高く権力のあった女性で、夫の宗教改革の最大の協力者であった。ウラエウス(聖蛇)を付けた緑色の冠を被っている。至宝としてあまりに有名な作品。1932年テル・エル=アマルナの彫刻家のアトリエ跡から発見された。

 

(新王国時代 第18王朝 オリジナル: 石灰岩製 ベルリン美術館)

古代エジプトについて

エジプトと言えば、「ピラミッド」が思い浮かぶことでしょう。何千年という昔にこれだけ大きい建造物が建てられたということは、エジプトの王たちが、専制的な強い権力を持っていたと同時に、彼らが深い宗教心を持っていたことを表しています。ピラミッドのそばには、人間の頭とライオンの体を持ったスフィンクスの巨像が置かれました。王はミイラとして収められ、古代エジプト人は魂の永遠性を信じ、死体をミイラにして保存しておけば、いつか魂が戻り再生すると信じていたのです。

一方エジプトでは、洪水の後の土地を測る必要から、測量術や数学が発達し、天文学、太陽暦、医術なども進歩していきました。また、エジプト人は文字を作り、パピルスという草の繊維から作った紙に文字を記しています。このパピルスは英語のペーパーの語源となっています。エジプト文字は最初は、絵で意味を表す絵文字「ヒエログリフ」だったのですが、次第に発達して音だけを表す表音文字もできあがりました。後にこの文字の読み方はわからなくなってしまったのですが、18世紀の末にエジプトへ遠征したナポレオンの部下シャンポリオンが、ナイル川の河口のロゼッタから持ち帰った石碑を、苦心の末に解読したことがきっかけとなり、エジプト文化は私たちの前に再びその姿を浮き上がらせてきたのです。

 

展示品目録 ※展示品は全てレプリカです。

1 オシリス王のカラーレリーフ 2 レリーフ
3 レリーフ 4 アクエンアテン王の神殿レリーフ
5 アクエンアテン王のレリーフ 6 ネフェルティティ王妃のレリーフ
7 アクエンアテン王の顔部 8 ジェドボル癒しの像
9 スカラベ(幸福の神) 10 イビス神(トキ/学問の神)
11 豹の背に乗るツタンカーメン王像 12 ツタンカーメンの棺
13 ツタンカーメンの棺 14 トトメス3世
15 ツタンカーメンの黄金マスク 16 供物を運ぶ召使いの像
17 磁器の花瓶 18 石膏のつぼ
19 真ちゅうのつぼ 20 マスカラ 大
21 マスカラ 小 22 化粧容器
23 舟上で銛を投げるツタンカーメン王像 24 ツタンカーメン王 金の像
25 ツタンカーメン王 木の像 26 トゥエリス女神
27 ホルス神 28 セルケト女神
29 ツタンカーメン王の第3の棺とミイラ 30 パピルス製造工程を描いたパピルス
31 ポリエステル製レリーフ 32 パピルスでつくったツタンカーメンの草履
33 パピルスの額 34 農耕道具(パピルス製造過程で叩くもの)
35 トキのレリーフ 36 ポリエステル製レリーフ
37 ハビ神のレリーフ 38 ポリエステル製レリーフ
39 レリーフ 40 村長(カー・アペル)の立像
41 ポリエステル製レリーフ 42 ハビ神像(ナイル川の神)
43 鉄製のおのと木製の手 44 パンこね
45 木製のおの(まさかり) 46 召使
47 木製農耕道具 48 竹製の皿とドームフルーツ
49 石膏の皿 50 書記座像
51 ツタンカーメン王の頭部 52 アクエンアテン王の石柱
53 ツタンカーメンの黄金の玉座 54 ネフェルティティ王妃胸像
55 ロゼッタストーン 56 シクメット王妃
57 農業モチーフのレリーフ 58 チュイアのマスク
59 エジプトの穀物類6点 60 初めてのエジプト訪問

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